(※ここに書かれていることは個人の感想です)
日曜日に、朝日大学生友好ネットワークが主催するイベントに行ってきました。
朝鮮民主主義人民共和国を訪問した3人の大学生のトークショーでした。
大学生の訪朝のプロジェクトは毎年行ってるそうで、
私も数ヶ月前、ニュースで特集された動画をyoutubeで見つけて、すごく驚いたのを覚えています。
日本人2人と在日朝鮮人1人の計3人の方のお話で、
基本的に、
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国だけれど、ここでは分かりやすく通称を使います)に行ってみると、メディアで見てた「悪魔の国」というイメージは消えて無くなり、
みんな暖かく歓迎してくれて、治安も良くて
現地の学生とも仲良くなれて、
6日間すごく楽しかった。
という話の内容でした。
もちろん、驚くこともたくさんありました。
カトリックを始め、プロテスタントや仏教などなど、宗教の自由はあることや、
2年前とは比べものにならないほど経済成長著しいこと、
北朝鮮からのお土産は、税関で全て没収されてしまうこと、
北朝鮮の軍人の口から
「核戦争に反対する」という言葉が出てきた話など、
聞いててとても面白かったです。
実際北朝鮮に行った人の話を聞けるのは貴重だし、
どんな国でも、行ってみて初めて分かることってありますよね。
でも、なんだか、キレイにまとまりすぎてて、
ひねくれ者の私は、違和感を感じていました。
例えるなら、宣伝用のゴミ1つ落ちていない平壌市内の動画を見せられてるような、
そんな気持ち。
在日朝鮮人の方は、何回も北朝鮮を訪れたことがあるそうなので、特に今回、特別思ったことはあまり無かったそうですが、
日本人ならもっと、複雑な心境になったのでは?
と疑ぐりながら聞いてました。
本当は、色々複雑に考えて、言いたいこと言い出せなくて、悶々としてた、けど、
ただでさえ、悪いイメージが植えつけられてる友人の国を、「やっぱり、複雑な国でした」というのは、連れて行ってもらってる手前、言葉に出来なかったのかもしれません。
例えば、突っ込んだ質問をして、ガイドさんが困ってたとか、
反日教育を受けてると聞いてたから、「行く場所行く場所で歓迎してもらった」ことが信じられなかったとか、
そんなことは、無かったのかな?
もちろん、今回このイベントに参加して、とてもいい勉強にもなりました。
せっかくの貴重な体験を、”綺麗な姿”でしか語れないのって
自分だったら悔しいなあと思ってしましました。
本当に、今の時代、北朝鮮というと、
最高指導者とミサイルのことしかみんな言わないので、
そこに住んでいる人が実際にどういう暮らしをしているのかとか、
どういう考えを持っているのかとか、
そういう事を知るために
訪朝交流が、草の根的に行われてるのは、
すごく意義のある事だと思います。
でも、話を聞いているかぎり、なんだかモヤモヤが残ってしまう。
このモヤモヤはきっと、実際に自分が足を運んでみないと消えないんだろうな。
これから頑張って平壌行きの旅費を貯めていこうと思います。